陽気な墓と陽気なあの人
一つ前の記事で八丈島のお墓のことにふれましたが、「お墓といえば!」と思い出したのですよ、2016年のGWに行ったルーマニアのお墓のことを。
記事にしていなかったこともあり、いまさらですがアップいたします。
ルーマニア北西部、農村地帯のマラムレシュ地方の「サプンツァ」という小さな村には「陽気な墓」と呼ばれる墓地があります。
ブルーを基調とした木彫りの墓標には、故人の生前の生活や死因がカラフルにユーモラスに描かれています。
例えば↓は羊飼いを職業としていた方のお墓でしょうか。
一緒に描かれている犬は愛すべき頼りになる相棒だったのではと想像します。
↓音楽が好きな人だったのかなー
↓糸を紡ぐ姿からは、働き者であり、ものづくりを得意とした方だったのだろうなー
↓ だいぶ色褪せ手いたので、かなり古い墓標なのでしょう。こちらの女性は織物の名手だったのかな。
生前の様子だけでなく、死因を絵にしたものもあり、交通事故でなくなった方の図柄は事故の様子が描かれていたり、お酒好きで川に落ちた、みたいなエピソードのお墓もありましたが、悲惨さは感じられず、ユーモラスに描かれているので「陽気な墓」と呼ばれているのでしょう。
さて、お墓をみたあと、ドライバーさんが近くの一軒の家の横に車を止め、住人と挨拶を交わしだしました。
そして、その家の中に招き入れられたのです。
住んでいるのは墓標を作る職人さんでした。
日本から来たというと、「あれを見ていけ」と言われ、通された工房には、髪をおさげにしたセーラー服姿の墓標がありました。
おわかりになりますか?
イモトアヤコさんです!
たぶん「世界の果てまでイッテQ!」の取材でイモトさんが、はるばるルーマニアに来て、珍獣ハンターの撮影のほかに、このサプンツァの陽気な墓に来て自分のお墓を彫ってもらうことになったのでしょうね。
以上、「陽気な墓と陽気なあの人」でした☆
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