
えーっと、まだ続いてます、ロンドン記。年をまたいでの長編大作。。。なんてこたぁないし、とかいってるわりには、またもコッツウォルズの写真なので、ロンドン記と分けるべきだったと今更ながら思ったりしてます。
写真はバーフォードの長い坂道沿いにあるお店で売られている籠です。
籠自体はめずらしいものではありませんが、かなりの雨が降ってる中、濡れないようにするという発想がナイことに驚いて撮りました。
なんか、ほら、日本だと、少しの雨だって、濡れないようにあわてて対処するじゃない?
でもココは、売り物なのに「なにか濡れちゃいけない事でも?」と、自信を持って言われそうなくらい堂々と野ざらしというか放置。むしろ雨に洗われてます、くらいなかんじ。
ってことは、たぶんお客も、ずぶ濡れの籠を何の疑問も抱かずに買い、持ち帰るのかしら?なんて想像は、ちょっと楽しかったりしました。
↓は花屋さんの前の道に並べられたリース。
こちらも雨が降っていてもおかまいなし。どんだけ降ってるかというと、空はどんより暗く、デジカメのシャッターがきれないくらい(だからブレブレ写真ですと、言い訳を匂わせてます)で、シトシトではなく本気でザーザー降ってました。
写真手前が柊かなにかのリース10個くらいで道に直に並べられてます。チョイ奥に写っているのが、箱に入れられたリースで、この箱は木箱だよね?紙の箱だったらさすがに雨に打たせないよね?なんて、ドキドキする自分がちっちゃく思えました(笑)

ところで、以前、「コッツウォルズは観光地化していて…」みたいな書き方をしましたが、悪い意味合いではないのです。
私が見たのは、代表的スポットである3つの村の、それも表舞台みたいなところだけで、しかも数時間いただけの印象ですが、観光地としてのビジネス展開は決して嫌味なものではなく、こういう場所が好きな女子にはこういう品揃えをと、上手に演出していました。
村から村へ移動する途中には、お店ではない民家(もちろんはちみつ色の石造りの家々)が点在し、このあたりは、ロンドン市内と同じかそれ以上の高値だと聞きました。
オーナーは、昔ながらの景観を維持することが義務付けられ、ドアノブひとつでも、ホームセンターから買ってきたものなんかつけちゃいけないんだそうで、修復費はオーナー負担だそうですが、それでも、この地の家の購入希望者はかなりいるんだそうです。
それもそのはずです。
建物だけでなく、ゆるやかな丘、小川、曲がりくねった道や立ち枯れた木々でさえ、コッツウォルズを形成する美しさの一部なのですから。
違う土地にはちみつ色の家を建てても、この美しさには到底かないっこないと、緑の少ない、どんよりした灰色の空の季節にもかかわらず、心からそう思いましたもん。
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