バス旅と出入国スタンプ
サラエボのバスターミナルは2つあり、ポドゴリッツァ(モンテネグロ)を23:40発のバスで出発し、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)のバスターミナルに到着したのは朝の6:00くらいでした。
私が着いたのは市街から13km離れたセルビア人共和国側バスターミナルで、薄暗い夜明け前だったのでタクシーで旧市街の中心地・バシチャルシア(職人街)に行ったものの、お店も開いていないし、誰もいない。
あ、鳩はいた(笑)↓
日中になれば、たくさんの人々で賑わうのだけど↓
唯一開いていたのがスープとパンの簡単な朝食を出すお店↓
モロッコの旧市街の簡易食堂で食べたのと似た感じで美味しい。
少し肌寒かったので、温かいスープはホント有り難かったです。
たいがいのお客はささっと食べていくのだけれど、私は周りのお店が開くまで少し長居をさせてもらいました。
さて、バルカンの国々では鉄道よりバス便が充実しているため、バスでの国境越えとなり、出国・入国審査があります。
今回、バスで国境越えしたのは、アルバニアからモンテネグロ、モンテネグロからボスニア・ヘルツェゴビナ、ボスニア・ヘルツェゴビナからセルビアだったのですが、パスポートを見て気がついたことがありました。
空港で押してもらうスタンプは飛行機のマークで、陸路のときは車のマークなのね!
小っさな発見ですが、なんか嬉しくなっちゃいました(笑)
で、だったらフィンランド⇔エストニアの船での出入国は船のマークが?と、パスポートの査証ページをパラパラしてみたけど、船のマークはなかった。(そういえば、船のときはパスポートチェックがあったのかどうか記憶にないなー)
そうそう、それから、旧ユーゴスラビアを巡るコース決めには、注意しなくてはいけないことがあります。
先にコソボに入国してしまった場合、コソボからセルビアに、直接入国する事はできないのです。これは、セルビア側はが「コソボという国は存在せず、セルビアの一部」という主張をしているためだそうです。
なので、コソボに入国した後にセルビアに陸路で移動しようとすると、国境で止められたり、入国拒否される場合もあるのだそうです。
セルビアの一部(コソボ)に入っているにも関わらず、セルビアの入国スタンプが無いという、セルビア側の言い分です。
セルビアからコソボへ入国する事は可能だそうですが、コソボに先に入ってしまった場合は、第三国を経由すれば入れるのだそうですが、日程調整が難しかったため、今回はコソボは行かないこととしました。
でも、miziさんから、ご友人がコソボに旅したブログを紹介していただき、それを見たら、今度はコソボに行く旅を企画しようと思いました☆(miziさん、楽しい情報でした。アリガトウゴザイマシタ!)
さて、写真はボスニアコーヒー。
早朝に着いたサラエボの旧市街で、朝ごはんを食べたあと、近くのカフェが開店準備をしだしたので「コーヒー頼んでいいですか?」と聞くと、「ボスニアコーヒーしかないけどいい?」と聞き返されました。
サラエボは、ヨーロッパにありながらも中東っぽいなーと感じさせてくれたコーヒーでした。
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