
連日の酷暑もすこーしだけ落ち着き、クーラーなしで寝ることにほっとしている今日この頃。4日前にイタリア・スロヴェニアの旅から戻ってきました。今回も、帰ってきたくないーーーと強く思ってしまうほど素晴らしい旅でした。
水の都・ヴェネチアは、自分で選んでおきながらも、「うーん…あんまし観光地・観光地している場所はなんだかねぇ…」なんて生意気な心の声をつぶやいていた旅前のワタクシ。
ですが、空港から船でザッカリの船着き場につき、サンマルコ広場に踏み入れたとたん、壮大な美しさに圧倒されてしまいました!
観光客がごった返す時間帯で、混雑している場所が苦手なはずなのに、そんなことが気にならないくらい素晴らしかったんですもの。
多くの人々を魅了させるヴェネチアの圧倒的な魅力にまんまと打ちのめされてしまいましたよ!

運河に囲まれた小さな島々の集まりで形成されたヴェネツィアは、その大きさも程好くて、壮大なサンマルコ寺院の裏手には活気ある路地があり、気の向くままに角を曲がれば、すぐにゴンドラが浮かぶ水路につきあたるのが嬉しい。

↓の写真のように、シスター二人が並んで、ようやっと通れるほどの幅の道もたくさんあって、そのひとつひとつの道にも名前がついているものの、それぞれの道は気ままな方向に向いていて、しかも行き止まりも多々あるため、紙の地図じゃ、まず、たどり着けないような複雑な地理。
街の中の有名どころであるPER REALTO(リアルト橋)とかPER S MARCO(サンマルコ)示す黄色いプレートは、↓写真のように矢印がふにゃって曲がって描かれたりしてるんだけど、これがかなり役に立つことにびっくり。
ほんとに、この矢印の気分になってふにゃって進んでいくと着くんだもの(笑)

有名どころではない場所に行くときは、Google Mapに頼りっぱなし。道というより通路といったほうがぴったりする路地も、ちゃんと案内してくれるの。
でも、GoogleMapに頼りすぎると周りの景色が目に入らないという欠点があるのと、この旅で最高にパニくった出来事は、スロヴェニアからヴェネツィアへ戻ってきた日の宿へ向かう時におこりました。
国際バスステーションからPEOPLE MOVERというモノレールでローマ広場に到着後、その日の宿への経路を表示させ、画面を見ながら歩いていくと、だんだん日も落ちてきているのに(ヨーロッパの夜道、東京と比べ、ものすごく明かりが少なくって暗いの)、なかなか着かない。
そのうち、船着き場に到着し、Googleさんの指示ではここからヴァボレット(水上バス)に乗れとのこと。
え!そうなの?そんなとこだっけ?と思いつつ、自分の直観よりGoogleさんのほうが正確に違いないと、切符を買い、船に乗りこむ。一駅で降りて、そこからまた歩く。
薄暗くなる中、やっとGoogleさんの示す地点に着いたのに、目的の宿はないの!
何度も何度もうろうろし直し、いろんな路地に入ってみるものの宿はない。
レストランの外の席で食事をしていたお客さんやウエィターも協力して探してくれるのだけど、Googleさんの示す場所はただの広場。
すっかり日も落ちて真っ暗になったころ、地元の女性が「ホテルのヴァウチャーを見せてみて」と言い、ホテルのアドレスを確認したのち、こう言ったの。
「ここはサンアンジェロ。ホテルはサンポーロのほうよ。船でサンポールへ行きなさい」と。
ひえーーーーなんてこった!
訳が分からぬまま、もう一度マップを見直すと、運河を挟んで、同じアドレスがふたつ存在しているの!

calle del cristo2910というのは、「クリスト通り2910番地」みたいなことらしいんだけど、運河をはさんで同じ名前の通りがあるとはねぇ…(厳密にいううとdelとdiの違いはあれど、どちらもクリスト通り2910番地)
しかも、何が悔しいって、自分でアドレスを入力したわけじゃなく、ホテルの地図を表示させて経路検索したら、遠いとこまで連れていかれちゃったってこと。(しかもヴァボレット=水上バスの1回券7.5ユーロで船上にいたのは2分程度というコストパフォーマンスの悪さ。そのうえ歩き回ったのは1時間以上!)
今回の旅、ほんとにGoogleさんのお世話になってますけど、この同じ通り名での事件に関しては、えらい迷惑もかけられましたって気分。
でも、この騒動にたくさんの人々がかかわってくれました。一緒に歩いて探してくれたり、それぞれのスマホで地図検索してくれたり。
うん。まぁ、そういうことで感謝の気持ちもあるってことでこの記事は終わろう。THANKS!!
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