観光よりも好きなこと
エジプトといえばピラミッドと誰もが思い浮かべるようにエジプトは観光大国。
何千年前もの遺跡や建造物を「すごい!」と心から思うものの、私の持っている語彙が貧し過ぎて、伝えようとすればするほど薄っぺらなものになってしまうので、このブログでは観光のお役立ち情報は期待しないいただきたい(汗)
それに実を言えば、私は観光地よりも、観光客が行かない場所に強く魅入られてしまう気質ゆえ、ルクソールの西岸の「貴族の墓」(洞窟の墓で、その地帯にけっこうな数で点在)のいくつかを見た後は、不遜な言い方で申し訳ありませんが急激に飽きてしまいました(・・・!)
もちろん、今も色彩が残る美しい壁画とか、そりゃぁ素晴らしいのですが、見れば見るほど、同じようなものばかりに見えてきて、有難みが薄れるのは私の感性が鈍いからで、他の多くの方々はそんなことないと思います。
で、西岸の観光スポットを早々に切り上げ、その日一日の案内をかってでてくれたタクシードライバーに、気になった場所で、何度かストップしてもらい、撮りたいと思ったものを撮りました。
↑の写真は、ルクソールの郊外の道路で。
ルクソールでは、車のほかに馬車(馬だけじゃなくロバも活躍)も健在で、郊外では野菜や草を運ん馬車が車と共存して走っていました。
また、街中では観光客だけでなく、一般市民も馬車をタクシーとして使っていました。(もちろん車のタクシーもたくさん走っています)
↓は、上の写真の馬車が走っていた道路で、バイクとリヤカーが合体したような三輪車で、運転しているのは子供と呼べる少年でした。
↓市街地での渋滞とはうってかわり、郊外の道路はのんびりしています。
↓ガソリンスタンド
↓郊外でみかけた家
↓さて、こちらは市街地。
宿泊したホテルの目の前が、ミニバスの停留所で、いろんな方面に行くミニバスがひっきりなしに発着していました。
はじめて見たとき、ミニバスだとは知らずにいて、なんでドアを開けっ放しにして走るんだろ?危険じゃない?と不思議に思っていました。
そうです。バス停に止まったからドアがあいているのではなく、開いたまま走行しているのです。
しばらく観察し、このワゴンのタイプの車はすべてドアが開けっ放しであることに気がつき、わずかな停車時間で乗り降りするための方法だということがわかりました。
ちなみに、屋根の上のスペアタイヤが乗っている場所に、ときたまスーツケースなんかも無造作に乗せられている事もあり、上級旅行者も利用しているのかもしれないなと思いました。
↓こちらの背中を向けているおじさんは、ホテルの窓からみるといつもいるので、何をしているのかな不思議でした。
朝はどこからか、お水やコンロやらいろいろな物を運び、道端に次々に設置し出し、ほぼ一日そこにいます。
部屋の窓からしばらくのぞいていると、ミニバスが停車した数十秒の間にドライバーにお茶を差し出す光景が見れたので、ああ、通りすがりのドライバーにお茶を販売してるんだと気がつきました。
日も暮れるころになると、仕事を終えた人々がお茶を飲んでくつろいでいたりしました。
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