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えーえんとくちから

Een1

入院中、病院に姉から届いた宅配便。
「お見舞いはこなくていいよ、ていうか、こないでねー。」と、夫をはじめ、入院のお知らせをした人にはお願いしておいたの。
(だって、弱ってるときに人と会うの苦手だし。とか言ったわりには、まったくもって辛くなかったんだけどね!笑)

で、姉が送ってくれたパジャマやらパズルやらエッセイなどの中でも、静かに衝撃的に私の気持ちにすとんと入ってきたのが、

えーえんとくちから 笹井宏之作品集

ふだん短歌とか読まないのだけど、この作品集ときたら、見事に清々しくって、素晴らしい言葉と出会えてよかった!と心から思わせてくれました。

少々の諦めとか苦々しさというスパイスも効かせているから、「歯が浮いちゃう」とか「所詮、綺麗ゴト」という否定的な感情は一切浮かばず、制約のある文字数の中で(いや制約があるらこそなんだろーね)言葉が生き生きと佇んでいるかのよう。


Sasai

中でも、なんだかとっても好きなものを少しだけ・・・(抜粋なんておこがましいのですが、どうしても紹介したく、できたら実際に歌集を手にとってくださるきっかけになればいいなと願いを込めて)
 
 

       
「廃品になってはじめて本当の空を映せるのだね、テレビは」


「この森で軍手を売って暮らしたい まちがえて図書館を建てたい」


「胃の中でくだもの死んでしまったら、人ってときに墓なんですね」


「あのひとは階段でした のぼろうとしても沈んでしまうばかりの」


「スライスチーズ、スライスチーズになる前の話をぼくにきかせておくれ」


「切れやすい糸でむすんでおきましょう いつかくるさようならのために」


タイトルの「えーえんとくちから」は、

「えーえんとくちから えーえんとくちから 永遠解く力を下さい」

最初、ひらがなを目にしたときは、「えーえん」と口から・・・と、子供が泣いてるのかと思いましたが、たぶん、そのへんの言葉遊びもあるのでしょうね☆


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コメント

whokoさん

すっかり遅くなりましたが明けましておめでとうございます。(寒中見舞いの時期ですが・・・)

少ない言葉や短い文章で表現する方をわたしは尊敬してしまいます。某テレビ番組でも毒舌な俳句の先生がいつも添削していますが、難しいですよね。
チョット心に惹かれますので本屋でのぞいてみます(^^♪

今年も楽しくて素敵なwhokoさんワールドを垣間見せてください。
よろしくおねがいいたします♪

投稿: あきちゃんしょ | 2015.01.08 16:38

あきちゃんしょさん

明けましておめでとうございますアーンド寒中見舞いもうしあげます!

本当に少ない言葉で表現できるって尊敬モノですよね!
今年の目標は「喋りすぎより言葉足らずくらいで☆」にしようかな(笑)

今年もどうぞよろしくお願いいたします

投稿: whoko | 2015.01.09 09:39

whokoさん おかえりなさい(*^_^*)


異国の地での貴重な時間 大満足なようでよかったです!

「えーえんとくちから」読みました。1回だけではちょっと難しい?というか表現の仕方がやっぱり斬新で・・・・・
2回目で「うーん なるほど そういうことね」と思いましたよ(^.^)
綺麗ごとで並べられた言葉でなく入口が他の人と違った表現には私はやっぱり尊敬してしまうなあ
 
ネイル かわいいですう♡

投稿: あきちゃんしょ | 2015.03.14 21:57

あきちゃんしょさん

こんにちは!
「えーえんとくちから」読んでくださったのですね~
ふふふ。なんか嬉しい

ネイル、ほめてくださって、これまた嬉しいです!
ありがとうーーー!!!

投稿: whoko | 2015.03.16 15:39

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