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焼き栗と子供の労働

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海外旅行で嫌な思いをするひとつの例として「ぼられる」というのがあります。
ちなみに意味は「法外な代価・賃銭をむさぼる。不当な利益を占める。」

ただ、観光地では外人観光客値段というのも存在しているし、日本とは金銭感覚も違う場合も多々あるので、絶対避けるべき悪事とは思ってもいないのです。

これまでの海外旅行中、悪意がビシビシ感じられるぼったくりというのには遭遇してこなかったからかもしれません。
どちらかというと、ん?今、ぼられた?・・・かも・・・という程度の被害額だからかもしれませんが。

トルコでは、ものすごく混み合った旧市街でも、スリや詐欺商法に案外遭遇しなくて・・・いえ、パリやローマは、そこらじゅうに笑顔を装った油断できない詐欺まがいの親切やら、スリ集団やらが横行していたので、トルコ到着直後の頃は、肩からかけたバッグを前で抱えるようにしたものですが、なんだろう、そういう危機感を持続させる雰囲気がトルコにはなく、いつのまにか、かなりリラックスして街歩きをしておりました(笑)

そんな中、屋台の焼き栗売りの10歳くらいの少年には、まんまと「ぼられた感」がありました。
といっても、5リラが10リラ程度の金額、250円が500円みたいなかんじですが。

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大陸であるヨーロッパ諸国ではロマ(ジプシー。呼称にはいろいろと難しい見解があるようですが)の物乞いをよく見かけます。

哀れを誘う貧しい身なりや、病気や怪我で働けないといった演出(真実の場合もあるかもしれませんが)で、お金をせがむのですが、各国で何度もその光景を見るたびに、最初に受けた「なんて酷い!・・・」という衝撃が、「なんで働かないかなー」「なんで、子供を使うかなー」という憤りに変わっていきました。

イスタンブールでも、路上で物乞いする人々を見かけましたが、ちょっと笑ってしまうような光景もありました。
観光客でにぎわう歩道に、みすぼらしい身なりのお婆さんと、身体中に包帯を巻き、目をつむり、ぐったりと横たわる子供。5歳くらいでしょうか。松葉杖も置かれています。

何人かの観光客は、そっとお金を入れていくのですが、あるとき、包帯ぐるぐるの子供の手が、老婆の目をかすめ、そのお金を取ろうとしたところを目撃しました。

それに気づいた老婆は(今まで、か細い声で哀れっぽくしていた老婆がですよ!)、急に機敏になり、ビシッと子供の手を叩き、ものすごくしっかりした声で悪態をつきだしたのです。

包帯ぐるぐるで衰弱しているかのような子供も、ペロッと舌を出し、縮こまって怒鳴り声がやむのをまっている様子で、それはイタズラッ子のような表情で、ああ、やっぱり、哀れな家族を演じていただけなのだなと、ある意味安心もしたり・・・

だって、本当に貧困で食べるものもない生活だったとしたら、そっちのほうが嫌です。

でも、子供をこういう演出の道具にしている現状は、それはそれで胸が痛みます。

物乞いではなく、笛やアコーディオンを路上で演奏したり歌を披露する子供もいます。
正直、お金に値するほどの芸を持つ子供は少なく、やはりこれも、子供が路上でお金を稼ぐ哀れさを訴える手法ではないかと思います。

子供が自分の意思で、物乞いをしているのとは違うと思います。背後には大人がいます。大人が、子供たちにこうやって稼ぐのだと教え、その子供が大人になり、子供を使って哀れを誘う物乞いをさせる・・・といったサイクルが延々と続いているように感じます。

ヨーロッパだけでなく、タイでも、バリでも、子供が働いている光景は見かけました。
中には、正当な手段での労働もあるでしょうが、やはり子供が働く姿は、私の目には異様に映りました。

あ!でも!
イスタンブールの手芸材料の問屋街みたいなところがあるのですが、その中の一軒の店舗でお父さんの手伝いをしていた少年は、とてもさわやかでした!

焼き栗を売っていた少年と同じくらい、たぶん10歳前後かと推測しますが、彼は、きちんとした対応で接客していました。
かれの働きっぷりは見事で、それはそれは知的で、将来、この店をてきぱきと切り盛りする光景が目に浮かびました☆

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コメント

久々です。今少しづつブログ拝見してます。
物乞いをする子供の風景は、私も海外行った時衝撃でしたね。
ただ、すごく目がキラキラしてたくましさも感じましたが。。
大人が背後にいるってなんだかなぁーと思います。

>>身体中に包帯を巻き、目をつむり、ぐったりと横たわる子供。5歳くらいでしょうか。松葉杖も置かれています。

失礼だけどなにかのコントみたいですね(笑
小道具もお家に色々ありそうですね。

ウチの子供達に見せたらどんな風に感じるか、一度そういった場面を見せて普段の小遣い額を改めて考えていただきたいって思う。

あと、10月16日から2泊東京へ家族で遊びに行きますよ。
東京の人っておしゃれだからちょっと悩んでいる。
浮きそうで・・不安です。
でも、楽しみです。
沖縄と全然違う風景でしょうね。
Whokoさんと偶然会ったら嬉しいけどね!!

投稿: 瞳紋代 | 2014.09.05 11:51

瞳紋代さん こんにちは!

そうなんです!
やり過ぎの演出はまさにコントでした!

来月、東京へ来られるんですね!
都合があえば、ちょこっとでもお会いできますねー
プランによってはお声かけください

投稿: whoko | 2014.09.05 14:25

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