« まさかの! | トップページ | ピッコロとグランデ »

まさかの!(続き)

Ku1

えー。深夜の空港で予約していたB&Bに入室拒否され呆然とした前回記事の続きです。

空港出口付近には乗客もいなくなり、タクシードライバーたちが本日最後の客とばかりにわらわらとよってきます。
「指定のタクシー乗り場以外で客をつかまえようとしているドライバーはもぐりだから気をつけて」とガイドブックにあったので彼らを無視,しつつ、さぁこれからどうしたらいいんだろうと考えあぐね、とはいっても、{案1:これから別の宿泊所を探す}か{案2:空港にとどまり朝を待つ}しかないわけで。。。

深夜に案1はリスクが大きい気がして空港にとどまることにし、警備員さんに、空港で眠れるところはないか聞くものの、「何をバカな事を。冗談でしょ」的ジェスチャーをされるので、「たくさんの椅子があるところはどこ?」と聞くと、出発ロビーなら上の階だというので、スーツケースを引っ張りながら移動。

思ったとおり、出発ロビーには夜明かし組がすでに長椅子を占領中。
わずかに残っている椅子は肘掛があるタイプのもので座って寝るしかない。
でもま、始発までの5~6時間ほど。空港の外はけっこう寒かったし、リラックスはできないけど、ここにいたほうが暖かくてトイレもあるし安全だと思えたら気が楽になりました。

うとうとしながら、数時間。ふと、椅子の前にスーツケースを置き、足を乗せたら案外ラクなんじゃないかと気がつき、やってみたら、思いのほかラクチン。
椅子の背もたれにストールをたたんだものを乗せ、そこに頭をおいて、140度くらいの姿勢で椅子に身体を預け、スーツケースに足をのせると、エコノミークラスのシートよりラクチンかも(笑)

Robb1

さて、どうにか始発が動き出す時間となり、レオナルドエクスプレスという空港-市内間を結ぶ列車に乗り、テルミニ駅へ到着。

正直、予約していたB&Bに、スゴスゴ行くのはためらわれたのだけど、当日キャンセル扱いでお金は戻ってこないだろうし、あと1泊分も損するのも何なので、とりあえず、そのB&Bの場所を確認して、8時過ぎたら電話してみようと駅を出ました。

この時点で朝の7時くらいかなー

駅へ向かう出勤する人々とは逆の流れで、街へ出て地図を広げて現在位置を確認していると、ニコニコしながら一緒に探してあげるとよってくる人が。

「いえ。けっこうです。」と断り歩き出すと、後ろから追ってきて、「自分は地元っこで、ローマへようこそ!親切心から助けたいだけだから問題ないよ」と、ホテルバウチャーの住所をみて、こっちだからと案内を始めるのです。

んー。。。
ものすごく人懐っこい笑顔なんだけど、なんか信用できなくて、なんとか離れようと、ひとりで探せるからと言っても、こっちだよーと案内することをやめようとしない。

そのとき犬を散歩させていた男性が、私たちのやり取りに不自然なものを感じたようで、「どうかした?」みたいなことを聞かれたので(イタリア語なのでたぶんだけど)、あ、やっぱ、なんかヘンな成り行きになってるんだと思い、その人のほうに方向転換。

ちょうど、その人が馴染みのカフェの店主と朝の挨拶をかわしていたので、「親切心で案内してくれると言っているあの若者は、いい人ですか?それとも悪い人?」と、英語で聞いてみたところ、犬の散歩の人も店主も、悪い奴だと即答。

彼らの会話では、「あいつはよそ者で、ローマが地元だと装ってる奴等のひとりだ」みたいなことを言ってました。

そして、私が探している住所はこっちじゃないよと、今度は、犬を散歩させてた人が案内してくれました。

犬の散歩中に偶然出くわして案内してくれるというのだから信用できそうと思い、その人と歩き出すと、悪い奴らしき若者はにらんできましたが、無視して平然と離れました(内心はチョーどきどき!犬の散歩の男性は、学者っぽくってケンカなんて絶対弱そうだったし・・・失礼!笑)

さて、学者風容貌の男性が案内しながら教えてくれたのですけど、ヨーロッパって道の名前と地番で住所をあらわしていて、ここローマでは、その地番が道をはさんで奇数と偶数になってるんだと言ってました。
その情報は、後々、大変役に立ちました☆

さて、目的地のB&Bに到着(上の写真は建物の中庭に通じるあたり)

Robb2


建物の外からベルを鳴らすも無反応なので、私が電話すると留守電。
学者風の人も自分の携帯から電話してくれて、数分ほど待っていると、そこへ昨晩入室拒否したオーナー到着。

学者風の人が、「彼女は悪い奴に連れて行かされそうになっていたから、ここまで案内した」みたいなことを言って、私は自己紹介をすませると、昨日の対応の文句のひとつでも言うつもりだったけど、まずは「迎えに来てくれたのに電話しなくてごめんなさい。それはワタシの落ち度でした」と言いました。

すると、「ロストバゲージだったんだよね・・・」と少々同情気味な口調を聞けたので、文句は飲み込むことに。いやぁ、文句を並べ立てるほどの英語力ないしね!(笑)

犬の散歩の学者風の人にお礼を言い、オーナーとB&B内部へ。
朝まで空港にいたんだと言うと、オーナーはますます同情的になり、まず朝ごはんを食べに行こうと!と近くのカフェに連れて行ってくれました。(ここのB&Bは朝食は近くのカフェで提供というシステム)
朝ごはんを食べながら、オーナーと打ち解けることができました。

どうなることかと思ったローマ到着時ですが、天気もいいし、悪い人も要るけど親切な人もいるわけで、なんか楽しめそうだと思えました。ちゃんちゃん。

あ、ピンク系ストライプのベッドカバーとプラスチックのカトラリーの写真が、そのB&Bの内部で撮ったもの。
狭いながらも、シャワーとトイレがついていて、手作りの折りたたみテーブルなど狭い部屋ならではの工夫がみられ、おままごとみたいな食器や湯沸しポットもチープだけどホッとさせられ、オーナーの人柄が表れているようでした☆

|

« まさかの! | トップページ | ピッコロとグランデ »

コメント

ふうこさーん、超ドキドキして読みました!
ロストバゲージって経験ないですけど
その日に出てきてよかったですよね!
でもその後が大変だったようですが(;´д`)
おまけに悪い奴にまで!!
でも、宿のオーナーとのやり取り、
目に見えるようで、私もほっこりしました!
続き、楽しみにしてます~

投稿: ゆきえ | 2014.05.13 22:24

ゆきえさん!

スーツケースが壊れてバケージクレイムに行った事はこれまで何回かありましたが、荷物がなくなったのは初めてでした
困ったこともたくさんありましたが、それを上回る親切にもふれられたので、結果的にはいい旅でした

投稿: whoko | 2014.05.13 22:45

すごいなぁーー。whokoさん、
相当に旅慣れていらっしゃる。
私、旅は好きで、一人旅もしていましたが、
イタリアやフランス、一人で歩きましたが、
怖くてね。(色々悪者いましたから)

それなのに、まず空港で一夜を明し、
早朝に、町に出て、一人でホテルを探す。
スゴイ!!

でも、なんだかんだで、whokoさん、
ちゃんと神様が見ていてくれて
結果オーライにちゃんとなる。
それらを上回る、良い人に巡り会える!
whokoさんは強運の持ち主ですね.

投稿: kotokoto | 2014.05.13 23:06

kotokotoさん

いえいえまったく旅慣れはしてません
旅先で起こるさまざまなことって、予想できないし、いつも初めての経験だから、毎回おたおた・どきどきです。

しかし、おっしゃるとおり、怖い人がいる国ってけっこうありますよね。

日本人は外国人旅行客をだまそうなんて発想ナイけど。
むしろ、日本を好きだと思ってくれたら嬉しいから親切にする人のほうが多いような気がします

でも、海外はたいてい多民族国家。自国に対する思い入れもそれぞれだろうし、教育や就労面での差別から、外国人旅行客の小銭を狙おうとする人は少なくないなと実感しています。

とはいえ、人の優しさにも触れられるから旅はやっぱり素晴らしいです!

投稿: whoko | 2014.05.14 15:00

うお~~続きが読めて嬉しい!(*≧∀≦*)

成り行きに任せつつ、遭遇する出来事を楽しんでいるかのようなwhokoさん。怖そうな人もいれば、助けてくれる人もいて相変わらず旅の醍醐味満載ですね!また更新、楽しみにしてます!

投稿: ひろりん | 2014.05.15 08:33

ひろりんさん

いえいえ、遭遇する災難を楽しむ余裕なぞありませんが、運は味方してくれていたようです

投稿: whoko | 2014.05.15 13:41

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: まさかの!(続き):

« まさかの! | トップページ | ピッコロとグランデ »