« シルバーからゴールド | トップページ | ひとり飯。 »

桜の季節。だけど足元の花。

110411a
東京の桜は咲き誇り、今日あたりは散りはじめています。桜が咲いている期間て1週間くらい?案外短くてあっという間に葉桜になっちゃたりしますよね。

日本人は、その短くはかない美しさ故、かえって潔さを感じるんだろうなーと思えるようになったのは、かなりオトナになってから。
実は私、桜ってそんなに好きじゃなかったのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

桜色って、ぼやっとした色で、よっぽどの青い空じゃないと映えなくて、とくに春先は花曇りも多く、どんよりした灰色の空の下ではいっそう薄い色の花だなーという印象で、どこが美しいのか正直わからなかったのです。
それと、あとね、子供の頃、お花見が恐ろしかったし。

というのも6才くらいのとき、初めて花見客が賑わう上野公園に行ったのですが、そのとき路上に倒れている人々がいて、それをまわりのオトナたちがほったらかしてるのが、わけわかんなくて・・・

そのころ、酔っ払いという言葉すら知らなかったから、酔いつぶれて寝ているなんて想像もつかない。
自分が飲むようになった今では、酔っ払いのテンションとか酔いつぶれるとか、しっかり了解済みになりましたけど、子供の頃は、ただただ恐ろしく、薄ら寒い春先に薄い色の花の下、賑やかなオトナたちって、ある種トラウマになっていて、それから日本の情緒に目覚めるまで、うん十年の歳月を費やしております。

110411b

さて、空を覆い尽くす満開の桜も素晴らしいですけど、道端の小さな花も好き。

写真は鈴蘭水仙。
鈴蘭と水仙という春を代表する二つの花の名のダブルネームとは何ともゴージャスなネーミング。そのわけは、花がスズランに、葉はスイセンに似ているからなんですって。英語名はスノー・フレーク(snowflake)。雪のかけらかぁ。可憐な姿に愛らしいネーミングというのは万国共通なのね☆

110411c

白い花の先っぽにポツン・ポツンとある緑色の斑点が可愛くて、思わず1輪。
道端に咲いていた花を摘んでくるのは子供の頃以来で、なんとなく辺りに人がいないのを確かめてしまいました。
さらにこっそり、隣に生えていたクローバーと、白い花も1輪ずつ。
気がチッチャイというよりも、花を摘む行為が、なんだか後ろめたいのです。

そこにあって美しいのに、小ささゆえに自分のものにできる道端に咲く花。
桜は枝を折ってまで持ち帰ろうなんて、思わないもの。
短い期間だけ花をつけ、散っていく桜を愛でるのは、もしかして日本人の奥ゆかしさの現れなのかもしれないと、最近ではそう思うようになりました。

追記
道端に咲く花の綺麗を誰かと共有したくて摘んでくるのは素敵なことですね♪

|

« シルバーからゴールド | トップページ | ひとり飯。 »

コメント

whokoさん、こんにちは!
実は二度目の書き込みです。
いつも読み逃げばかりしていてごめんなさい...

実はこの間、私も同じことを考えました。
私は小さいころから桜が好きですが、
この間道端に咲いていたオオイヌノフグリという花は
桜よりもずっときれいに見えました。
誰も見ていなくても堂々とまっすぐに咲く姿が
とてもきれいで、こんな風に生きていけたら
いいなあなんて考えてしまいました

とはいえやっぱり桜もきれいですよね(^^)

投稿: come* | 2011.04.12 21:51

私もこの花好きなんです。鈴蘭水仙、そっかぁ、そういうお名前だったんですね。
こちらは野の花が本当にかわいくって自分で摘むのはちょっと恥ずかしいのでまた息子に幼稚園帰りに取って来てっておねだりしてるんですけどね。
いい季節になりました。今年の桜、たくさんの人の心を癒してほしいです。

投稿: uko | 2011.04.13 03:22

■come*さん

オオイヌノフグリ。
愛らしい花なのに、え?って思うネーミングは物語にもなってますよね
青くて小さくて、ほんと見過ごしてしまうことも多いのですが、見つけると嬉しくなりますね

投稿: whoko | 2011.04.13 10:58

■ukoさん

スイスといえば野の花がそりゃー美しいことでしょう
ukoさんの息子くんが紫の花を摘んできてくれていましたね
将来有望な愛されタイプくんだと、微笑ましくなりました

投稿: whoko | 2011.04.13 11:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 桜の季節。だけど足元の花。:

« シルバーからゴールド | トップページ | ひとり飯。 »