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「茨木のり子の家」

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読む本といえば、ほとんど小説。
買う本といえば、文庫になってからが常。

なのだけど。
小説でもなく、しかも新刊本なのに「茨木のり子の家(平凡社)」は目にした瞬間、買うことを決めました。

「私がいちばんきれいだったとき」「自分の感受性くらい」「寄りかからず」といった詩を、ご存知の方も多いと思いますが、この茨木のり子さん、実は私の生まれ育った東京の東伏見というところにお家があるのです。

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↑本の帯にあった写真。なんだかいまどきのメガネみたいですね。
本の中にはメガネをかけていない写真や幼い頃のものもあり、かなりの美人だっだことを知りました。

この本の内容は、タイトルのとおり、彼女の住まいの外観やお部屋の様子、ご自身の写真(その中にはなんと谷川俊太郎さんが撮られたものもありました)自筆の原稿、あと数編の詩も修められています。

東伏見のこの家は、1958年に建てられ2006年に79歳で亡くなるまで住まわれていたそうですが、私がそのことを知ったのは、茨木さんが亡くなったあとのこと。
数年前、医者の待合室で偶然目にした「暮らしの手帳」に茨木さんのお家の様子が特集されていて、ああ、あそこだったんだと気がついたのでした。
お宅の前まで行ったことがありますが、けっして大きな邸宅というのではありません。が、敷地のまわりに余裕を待たせた配置やシンプルな外観は、私が生まれる前に建てられたとものとは思えないほどモダンで美しい潔さがある家です。

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 「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」

茨木のり子さんの詩には、もちろん魂を揺さぶられました。

が、彼女の生活感覚というのかな、向田邦子さんの暮らしぶりに惹かれたときと同じような感覚で、よき昭和の時代を感じさせる茨木さんの暮らしぶりにも興味がつきません。
この本は、彼女の家、彼女の暮らしに必要な物などみれて、もうもうすごく嬉しい。私の宝物です。

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薄紙のカバーをとると淡いブルーと緑の表紙。
よくみるとそれは、茨木さんの家のガラス窓。
青や緑の色は、すりガラスのむこうが透けて写っているのです。

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コメント

自分の感受性くらい・・・
には、わたしも衝撃を受けた覚えがあります。

装丁も美しいですね。
ぜひ読んでみたいと思います。

投稿: シノ | 2011.04.28 22:35

■シノさん

茨城のり子さんの詩が素晴らしいのはもちろんのこと、その暮らしぶりも簡素で遊び心あるものでした。
お手本にしたくなる方です。

この本、お会いするときにお持ちしますよ~

投稿: whoko | 2011.04.29 07:46

うぁー、初めて聞きました。
茨城さんの潔さ、素敵ですね!
私も読んでみたいです。

投稿: おんじりん♪ | 2011.04.29 15:04

■おんじりん♪さん

うんうん!
読む機会があったらぜひ!

投稿: whoko | 2011.04.30 10:22

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