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きはずかしさ

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写真は透かし編みのストールとワックスフラワー。

ストールや編み物から連想するのは、ロッキングチェアーで編み物をするおばあさん。定番ですよね(笑)
とりわけ私の場合、小さい頃読んだ立原えりかさんの童話「蝶を編むひと」が印象深いです。

春の始りのために、たくさんの蝶をせっせと編み続けるおばあさん・・・といってもストーリーはおぼろげで、おばあさんが編む色鮮やかな蝶がひらひら舞っていく挿絵が記憶に残っています。

ところで、この立原えりかさん。
この方の物語は、妖精やすみれ色や白馬など一見少女趣味なモチーフが多いため、小学生高学年の頃には気恥ずかしくなってしまい処分してしまったのですが、私がまだ4.5歳だった頃、意味もわからないのに、声をあげて泣いた本の作者でもあります。

たしか表題は「愛のギター」(・・・いや、妖精の愛のギターだったかも?)
他の何編かが収録された本で、わずかな挿絵があるだけの姉たちのお古の本です。
おじいさんが妖精にスリッパを作る話も、寂しがりやの大男とお姫様の話など、「愛」と言う言葉も聞いたことがない4.5歳児が読む本ではなかったはずですが、これを読んでもらうたびに大泣きし、母はどうせ泣くのになんで何回も読んでもらいたがるのかと笑っていました。

今なら、その感情は「せつなさ」であったと言えますが、「愛」も「せつなさ」も知らない子供に、その概念を伝えるチカラが立原えりかさんにはあったのですね。

そして今ならわかることがもうひとつ。
気恥ずかしくて本を処分したと書きましたが、気恥ずかしかったのはストーリーではなく、その物語に感動してしまう自分自身だったのです。

結婚してから、あの本を何度も捜し求めましたが絶版。いくつかの物語は他の本に収録されていますが、もう読むことができない物語。
気恥ずかしいという感情から、惜しいことをしちゃったなぁ^^

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コメント

WHOKOさんの感性の豊かさは幼い頃からのものなのですね。
4・5歳の女の子を泣かせた立花えりかさんの本
是非読んでみたいと思いました。
古本のサイトで検索は難しいでしょうか?
今年はグリーンが流行るとの事でしたので
早速先取りですね。渋くて綺麗な感じです。

投稿: こうぷ | 2009.01.19 17:16

■こうぷさん こんんちは

古本の検索サイト、たまに思い出したようにチェックしてみるのですが、ヒットせずで。。
熱意が足りないのかもしれません

>今年はグリーンが流行るとの事でしたので
早速先取りですね。渋くて綺麗な感じです。

はい♪
パープルに次いで服関係はグリーンも惹かれております。
若い頃よりずっと色を楽しむようになったのは、くすんできたせいかもしれません(笑)

投稿: whoko | 2009.01.20 17:00

(o^-^o)こんばんは!
いつも楽しく拝見させていただいてます、ご近所に住む(北口ですが・・・)トトです。

昔読んだ本を読みたい!・・・そんな時は図書館はどうでしょうか?うろ覚えの本でも親切に探してくれますよ~

立原えりかさんの本、私も呼んでみたいと思いました

投稿: トト | 2009.01.20 22:50

はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます。

お探しの本、気になって少し調べてみました。
「ちいさい妖精のちいさいギター」著:立原えりか 刊:七曜社(昭和37年) でしょうか?
絵本は痛みが早いので、古本は難しかったりしますよね。
読むだけでよろしいのであれば、図書館利用という方法もありますが、古い本になると図書館も所蔵してるところは少ないようです。さすがに国立国会図書館には揃ってますが。
お住まいの地域の県立図書館が所蔵してる場合もありますし、所蔵している図書館から借りることもできます(たぶん送料が発生します)。諦めずに探してみてください!
元図書館員でした♪

投稿: じょじょ | 2009.01.21 08:52

■ご近所のトトさん!

図書館かぁ♪
子供が小さいときは通ったのに、もう何年も利用してなかったなぁ。。
図書館の存在、気づかせていただきありがとうございます

■じょじょさん はじめして

>「ちいさい妖精のちいさいギター」

おお!そうです!それです!
やっぱ、かなり昔のこと。タイトルすら忘れているんですね~(笑)

そいいえば、職場の近くに国際子供図書館というのがあり、建物の素晴しさばかりに目が奪われ、本来の利用に至っていなかった!
元図書館員(←なんかカッコイイ☆)さん、ありがとうございます

投稿: whoko | 2009.01.21 10:31

こんばんは!
以前コメントはさせてもらったことがありますが、ご無沙汰しております。
ブログは常に拝見させていただいていて、心地よい刺激をもらっています。
いつもありがとうございます。
懐かしい名前が登場したので、ちょっと参加させてください。
立原えりかさん!私も思い出あります!
さすが同世代!?(うさぎ年の40代です)
私が彼女の名前を初めて見たのは確か若草物語の児童書を書かれていて、その訳者としてだったような気がするのですが・・・思い違いかもしれませんので、読み流してくださいA^^;)
妖精のスリッパの話覚えてます(^^)
確かに気恥ずかしくなるような乙女チックなお話でしたよね。
その後もう少し年齢層をあげた(・・・といっても中高生程度に)小説も書かれていましたよ。
都会に行った女の子が田舎の秋祭りに帰ってきたら幼馴染の男子と出会って・・・実は前から好きだったんだ!みたいなラブストーリーだったような・・・これまた記憶が定かでないのが残念です。
最近常日頃のことはボケてきていて、昔の体験もおぼろげになってきていますが、感情は忘れずによみがえるものですね。
少女時代を思い出させていただいてありがとうございました!

投稿: おかママ | 2009.01.21 21:17

■おかママ さん コンニチハ♪

ふふふ、さすが同世代!
妖精のスリッパ、知っていたんですね~!!

立原えりかさん(名前もずいぶん乙女ちっくですよね・笑)て、中高校生向きの小説も書いていたんですかぁ。

>昔の体験もおぼろげになってきていますが、感情は忘れずによみがえるものですね。

はい。そうですね。
昔の面影はなくなっていくのですが、感性は失わずにいられるかもしれませんね

投稿: whoko | 2009.01.22 13:47

小さい頃に
「何か」に感じて泣く事なんてなかったなぁ。
悲しかったり痛かったりで泣いたりはしたけど。
感受性の幅の違いなんだろうな。
私もWhokoさんのような感受性が欲しい〜。

投稿: ☆にぁ☆ | 2009.01.23 15:20

☆にぁ☆ さん こんにちは

☆にぁ☆ さん紹介してくださる可愛いものや愛らしいワンコは、☆にぁ☆ さんの感受性からチョイスされてるんですよ☆
とーっても素敵な感受性や感性を、☆にぁ☆ さんはすでにお持ちです♪

投稿: whoko | 2009.01.26 10:50

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