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飛行機

イタリアから帰って早1週間。現実に引き戻されつつある今日この頃。忘れないうちにブログに残そうと思いつつ、行った場所などを時系列に書き出すと単なる日程表になってしまうのね。
イタリアの名所などは本やネットのほうがわかりやすいので、ここではそのへんを省き(つか、こういうときに表現力のなさを痛感)、旅の途中で思ったことなどを徒然に…

海外旅行といえば飛行機。
日本からヨーロッパだと10時間以上を機内で過すわけで、コレが苦痛な方は多いようですね。が、私は案外平気。以前にも書いた気がしますが、むしろ飛行機の閉塞感を有難く感じてしまいます。
食べて観て寝るだけの時間って私にとってはものすごく贅沢な時間です。
家ではなかなか集中して観ることのできない映画も、往復の機内で6本も観ちゃいました↓

往路「ボーン・アルティメイタイム」「ラッシュアワー3」「ナニー」
復路「リプリー」「プラダを着た悪魔」「トランスフォーマー」

実は行きの飛行機はものすごく混んでいて、私たちのチェックインも遅かったらしく、娘とは席が離れ離れ。飛行時間12時間のうち、トイレ前で1回だけ遭遇したきりでした。

で、私の隣には20代後半かと思われる日本人の女性がいてね、ミラノに着く2時間前くらいに、ふとしたきっかけで言葉を交わすようになったのです。

たしか、その女性から「ミラノへはお仕事ですか?」と聞かれたんだと思います。
「いえいえ観光です。今年はお正月休みがいつもより二日多いので、急遽娘とミラノとローマへ行くことになったんです」と答えると、「え!娘さんとご一緒なら席を替わったのに!」と言ってくださったんです。
「娘は成人したオトナですからゼンゼン大丈夫なんです」と答え、今度は私から「ミラノは何回も行かれているのですか?」と聞くと、なんとミラノ在住とのこと。
なんでも、学生時代に留学経験があり、イタリア語が堪能な彼女は、とある機関が職場(ソレを書くと人物の特定も容易かと思われるため伏せちゃいます)。日本企業で数年働いた後、希望して現在の仕事に就いたそうです。

海外で働くってどんなコトなのか、そもそもその機関へはどのように採用されたのかを聞いてみると、快くいろいろ答えてくれました。

そこは日本と現地での採用があり、日本人・イタリア人のスタッフがおり、狭き門のよう。そうだよね、海外で働くって単純に憧れちゃうもの、私なんかでも^^
ただ、諸事情により期間が限定されていて、上層部を除き、2年半って言ってたかな?そのくらいのサイクルでしか働けないんですって。
そういう機関には、その手の期間限定採用があるのを聞いてはいたのですが、もったいないなぁと思います。2年で身につけたスキルやキャリア、もっと活かせたらいいのにと思います。

また、彼女は日本に婚約者がおり、彼は日本で働いているとのこと。つまり、今の仕事の期間が終れば日本で結婚生活をスタートさせる予定だそう。
つい「おめでたいことだけれど、イタリア生活は続けられないのかぁ…なんかもったいないなぁ」なんて口走っちゃったワタシ。海外在住、ましてや異国で仕事するなんて、自分が決してできないことだから、ついつい言ってしまったのね。

そしたら彼女、「そう思いますか?」って。彼女自身も迷ってるみたいな口ぶり。そして私に「結婚して子供を産んで、仕事もしてきたんですよね」って。

あわあわ…ワタシなんぞ、イキオイで結婚して、っていうか、子供できて結婚して、それまで働いたこともなくって、だからなおさら、このまま自分はずっと養われる立場にしかなれないのかって思ったら、年金と保険料は自分で払えるようになりたいって思っちゃって…運良く正職員になれたけどキャリアのある仕事でもなく、あわあわわわ…ちっとも参考にならないですから(汗・汗)

…と、なんとも、人生の先輩として恥ずかしい限りのアワアワ体験談なのに、聡明な彼女は「そうですよね」と頷いたりする。。。。いえ、彼女の「そうですよね」は、彼女が求めるもの手放すものを、自分に向けて問いかけ、出てきた言葉なのでしょう。

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行きの飛行機で出会った女性のこれからと、帰りの飛行機で観た「プラダを着た悪魔」が自分の中で面白い具合にリンクされています。

実は「プラダを着た悪魔」は、オシャレ業界のトレンディドラマみたいなもんだろうと舐めていたのですよ。
ところがこの映画は、仕事について多くを学べるストーリー。
ファッション業界じゃなくても、女性じゃなくても、働く人なら経験したことのある苦さや高揚感に共感できる映画でした。

080115


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