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何もしない贅沢を心ゆくまで味わいたい

「何もしない贅沢」というフレーズが、なにやらちらつく今日この頃。
このフレーズ、たしか本のタイトルでもある。読んではいないけれど。
ちょっとネットで検索しただけでも、観光施設のキャッチコピーにも使われている。

「何もしない贅沢」に、漠然と思考をめぐらすと「飛行機の中」が浮かんでくる。
たいていの人が苦手とするあの空間。たしかに、同じ姿勢で10時間以上ってのは辛いところがあるのだけど、ワタシは妙に好きだったりする。
だって、あんなに何もできない時間って、ふだんナイんですもの。

休日、自宅でくつろいだ気になっていても、洗濯物を取り込んだり、ご飯の支度にかかる時間を逆算して、好きなことを始めたり。
ましてや「作りたい病・重症患者」のワタシは、空いた時間こそ創作時間と思い込んでいるフシがある。
作ってるときは楽しいんだけどねー。出来た時も、もちろん嬉しいんだけどねー。
創作活動じゃなくっても、好きな街にでかけたり、映画を観たりして得る充足感。一週間分の家事労働をこなした達成感。これが味わえない休日は、損した気分になってしまうので、けっこう忙しい。つか自ら忙しくしてるんだね。

ところがさ、飛行機の中では、読書か映画か食べるか寝るか…
↑こうやって書くと選択肢がたくさんあるようだけど、おなかいっぱいになって、本も映画もあきたら寝るしかないの。
ふだんだったら、眠たくないのに寝るなんて、なんてモッタイナイ!ってことになっちゃうけど、飛行機の中はさ、気兼ねなく、何もしないでいられる。

「気兼ねなく」だって。ああ、自分に一番気兼ねしてるんだね。何もしないことに罪悪感があるのだろうね。アタシ(笑)

Champ2_1なんだか、ある人を思い出しちゃったよ。
向上心がすんごいあって、やたら習い事をするんだ。ゴルフだったり、フラワーアレンジメントだったり英会話だったり、お菓子作りだったり。スケジュール帳がびっしりで、たえず誰かと会って、ナニカを吸収していないと気がすまない前向きな人。だけどなぜだかちっともシアワセそうにみえない。

「何もしない贅沢」は、情報やモノにあふれた現代人が、心から求めるフレーズなのかもしれないね。

←何もしてなくても笑顔でいられるチャンプ。
本当の贅沢はチャンプに教えてもらおうと思う。

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