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「SAYURI」と「かおり」

sayuri通勤に文庫本が欠かせない。一冊を読み終えると喪失感を埋めるかのように次の本を探すワタシは立派な活字中毒かもしれない。

正月明け。次に読みたい本にめぐりあえぬまま仕事始め。
そんなとき、VIVID MEMORIESというブログで、映画化された「SAYURI」の話題を読み、その日の帰りに文春文庫の「さゆり」上下2巻を購入。

日本人ではない作家アーサー・ゴールデンが、日本の花街を舞台に書いた小説「Memoirs of a Geisha」は、日本語に訳され「さゆり」というタイトルで出版された。
ハリウッドで映画化されたのは有名。公開中の「SAYURI」は、日本が舞台ではあるが、主役はチャン・ツィイー、台詞は英語というのも話題になった。
貧しい家に生まれた少女が置屋に売られ芸者として生きてゆくストーリーにはすぐに引き込まれ、ほぼ三日で読破(片道1時間の通勤時間なんだもの)

そうなると映画の「SAYURI」も観たくなる。
チャン・ツィイーや渡辺謙の演技や、ハリウッドが描く芸者や日本人に興味は募る。
なにより、とある病院の待合室にあった雑誌で仕入れた「桃井かおりさんのエピソード」のおかげで「観たい度数」は一気に上昇。
しかし、忙しい日が続き、先週26日でほとんどの映画館は上映終了。今週3日まで上映している映画館もあるが、かなり少なくなってしまった。

おといの土曜日。休日は一週間分の汚れが蓄積された部屋の掃除を終えないことには出かける気になれない。
それでも「今日こそ絶対観に行く!」と決めれば、掃除・洗濯・お布団干し・夕食の下ごしらえも軽やかだから不思議。ネットで調べた近所の映画館の上映時間に間に合うよう、無駄な動きは一切なし(いつもこのくらいテキパキできるといいんだけど・笑)
2時間ほど干した布団を取り込み(それでも陽だまりの匂いがしてたわよん)、自転車に飛び乗り10分弱で映画館に到着。先週の大雪とはうってかわった晴天に感謝。

午前中のあわただしさとは別世界のスクリーンの世界にひたりきった146分。小説を読んでから映画を観ると、がっかりすることも少なくないが、今回は大満足。むしろ、小説と映画と違った感動をもつことができ得した気分。

さて、前出の「桃井かおりさんエピソード」とは。
出演した日本人俳優は、渡辺謙さん、役所広司さん、工藤夕貴さん、さゆりの子供時代を演じた大後寿々花ちゃんなどですが、なんと、置屋のおかあさん役の桃井かおりさんだけはオーディションで、その役を勝ち得たそう。
で、ハリウッドって、ランク付けがはっきりしているそうで、主役と端役ではエライ待遇が違うんだそうな。
ある日、桃井さんが、渡辺謙さんだか役所広司さんだかの楽屋であるトレーラーハウスにお邪魔したら、大きさから設備までスゴイ差があるということがわかっちゃったんですって。
でも、桃井さんの演技は、日に日に監督やスタッフに認められることなり、ある日、監督に「カオリ!いい仕事をしているね。お礼にプレゼントを贈るから欲しいものをいってごらん」と、聞かれたそうな。
桃井さん、すかさず「ビッグ・トレーラー!」と答えたら、翌日彼女の楽屋は広さも設備もランクが上のトレーラーハウスになっていたんですと!

ワタシ、このエピソードがものすごく爽快で「何が何でも劇場で桃井かおりを観る!」と思ったのです。
小説では、お金に汚くずる賢い「置屋のおかあさん」の役。桃井さん、彼女にしか出来ない「容貌も性格も最悪の女性」を見事に演じていました。嫌な人間の役なのに魅力を感じちゃったのは、監督の思う壺だったのでしょうかね?(笑)

「SAYURI」で「かおり」の魅力を堪能した今日この頃。
そうそう。工藤さん演じる「おカボちゃん」。スクリーンで「パンプキン」と呼ばれていたのが面白かったです。

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コメント

おはようございます!
whokoさんは、きっとあそこの映画館へ行ったのね(^^ゞ
小説を読んで映画を見て(順番が逆もあるけど)両方すごくいい!っていう作品はなかなかありませんね。
桃井かおりさんに着目したところがwhokoさんのセンスを感じますね。
化粧品のCMで彼女が話してる事って、きっとこのエピソードなんだなってわかりました!ちょっと得した感じ(^^ゞ

私が見ていまだに両方ともすごいぞって思ってるのがキューブリックのシャイニング、それからポランスキーのマクベス。。。
古いけど、そのあとあまり映画を見てないかも/(^◇^;)

投稿: てんこ | 2006.01.31 09:59

桃井姐さん、カッコイイ!
(映画は観ていないんですが・・・)
主演女優が中国人女優、他の重要な役どころである芸者の役もほぼ外人というのが正直ガッカリしてましたが、いいエピソードっすね!

投稿: やあ太 | 2006.01.31 10:00

■てんこさん、おはようございます!

そう!あそこの映画館に行ったの!
近所に映画館があるって、こういうとき便利ですね♪

>粧品のCMで彼女が話してる事って、きっとこのエピソードなんだなってわかりました

え!そのCMしらないワ!
彼女の化粧品CMといえばskⅡだわね。
今度チェックしよう♪

シャイニングは印象的でした。ポランスキーのマクベスは観ていないかな?ワタシ。
こういう情報を頭の片隅にいれ、ある日めぐり合うと嬉しいものなんですよ♪

■やあ太さん、こんにちは。

あ、まさに「姐さん」というのが似合うのが桃井かおりさんだわ(笑)

>重要な役どころである芸者の役もほぼ外人というのが・・

そ、日本人としては残念な配役ですが、アジアの国際スターたちは輝いていましたよ!
チャン・ツィーの愛らしさは15歳の役でも「アリエル」と思っちゃったし(笑)、コン・リー演じる初桃の妖艶さと迫力、豆葉役のミシェル・ヨーは桃井さんのような本当の意味でのいい女!でした!
英語力のある日本人女優、たくさん育って欲しいというのも本音です(笑)

投稿: whoko | 2006.01.31 10:44

Whokoさん、こんにちは。

本を読んだら、絶対映画を見たくなりますよね。
桃井かおりのインタビュー、こちらで見たんです。かっこよかったあ。さすがです。惚れましたね。
おかぼちゃんもよかったですよね。考えたら作者がアメリカ人というところが、なんだか不思議です(笑)。
TB有難うございました。

投稿: カリフォルニアのゆっこ | 2006.02.01 02:22

カリフォルニアのゆっこさん♪

ほんとうにグッドな情報をありがとうございました。なおかつTB返しまでアリガトウゴザイマス。

>桃井かおりのインタビュー、こちらで見たんです。かっこよかったあ。さすがです。惚れましたね

ほぉ!そうなんですかぁ!みてみたかったです(笑)
彼女は外国であろうと国内であろうと、いつでもどこでも自分をもってるカッコイイ方ですよね!

そそ、ゆっこさん。ここで貴ブログ紹介させていただきましたら、ワタシのところに「ステキなサイトですね!写真が見事です!」感想メールをいただきましたよ♪

投稿: whoko | 2006.02.01 13:39

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» SAYURI [vivid memories]
"Memoirs of a Geisha" は、アーサー・ゴールデンが1997年に出版した小説で、全米で 200万部 を超える 大ベストセラーとなった。マドンナにも大きな影響を与えたのだという。ご本人曰く、私の人生は芸者と同じだとか。 著者は、有名な実業家が芸者に生ませた私生児という男性に出会う。この出会いがきっかけで、財力に富む著名人を魅了し続けてきた芸者、岩崎峰子を取材し、芸者文化の実情調査に10年間もの歳月を費やすことになったわけだ。 しかしインタビューを受けた彼女は契約違反と名誉... [続きを読む]

受信: 2006.02.01 02:22

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