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余裕。

旬な話でなく恐縮ですが「負け犬の遠吠え」という本が話題になりましたね。
本は通勤電車の中で読むので文庫本しか買わないのですが、たまたま話題になっていたその本を書店で見かけたのは春頃だったかな。ページをめくると、すぐに読めちゃいそうだったので、休憩時間に書店に立ち寄ること数日。
立ち読みでおおまか読み終えちゃいました。(いやぁ、セコいですね。文庫だったらたぶん買ったんですが。。)
さて、あれから数ヶ月。今年もあと2ヶ月弱ですね。「負け犬~」の内容を全部覚えているわけではないけれど、タイトルは今年の流行語大賞の有力候補だそうです。

正直、この「負け犬~」というタイトルを見たときは、売る気まんまんの過激さだけが印象的で、数年前の専業主婦をこきおろした本…「くたばれ専業主婦」(だったっけ?これまた売る気まんまんでセンスのかけらも感じさせないタイトルという印象があります)の二番煎じ?なんて思っていました。

ちなみに「くたばれ~」は読んでいない…と言うか、読む気になれなかった。
というのはね、その頃たまたま見たテレビで、その著者と専業主婦が下記のような討論していたのです。
著者:「専業主婦は経済力がなく非生産的。役に立たないわりには自己主張だけする」
主婦:「主婦だって立派な職業です。専業主婦が自己主張しちゃいけないんですか?!」
なんか不毛な討論。。。つか、罵り合いのようにも感じ、嫌悪感がつのったのを覚えている。
そもそも、そこまで主婦を怒らせるというか煽る、その作家の意図はけっきょく「本が売れること」のみじゃないかと勘ぐってしまったワタシです。

「負け犬~」のほうは、未婚・子ナシ・30代以上を負け犬と定義しつつ、「余裕があるから負けを認めちゃいましょうって感じかな」と、私は読みました。
少なくとも「くたばれ~」の作家に抱いたような嫌悪感はなく、なるほどと思ったり、ニヤっとしたり。軽快な文章なのでサクサク読めた。
でもやっぱり「負け犬の遠吠え」というタイトルは違うような気もするな。内容が面白いだけに残念なような。

さて。「未婚・既婚」「主婦・主婦じゃない人」「子アリ・子ナシ」などは、長いこと女性をやっていると避けては通れない話題だと思いません?
オトナですから「人それぞれ違っていてアタリマエ」という前提があるし、「勝ち負け」のみで人生を語るのもおかしいとほとんどの人は考えているはず。
にもかかわらず、仲良さげな友だちとの会話でさえ、愚痴と自慢話に翻弄され、それに対しての棘を感じたりと、けっこう胃の痛む、嫌ぁーな空気もあったりします。もちろんワタシか自身が、そういう嫌な感じ方をさせてしまう場合もあるでしょう。
そして、それらの会話バトルでは「経験アリ」というのが一番強い。「経験ナシ」には返す言葉がないっていうか、説得力がないってことかな。
だから、未婚、子ナシ、30代以上である「負け犬~」の著者は、先手というか逆手をとってあの本を書いたのかな、なんて思ったり。
なんにしても著者に精神的余裕があるからこそ自分を「負け犬」と表現できるのは間違いないでしょう。

さてワタシ。「既婚・子アリの30代以上」ですから、あの本の定義によると負け犬ではないわけですね。
だからって喜んだわけではありませんヨ。むしろ「人生における勝ち負という考え方はナンダカナ」と思っていました。子育ても一段落し仕事も順調と、私自身に余裕があったのでしょう。

ところが、最近、ちょっとした生活の変化があり、今まで自分の思うとおりにしてきた生活を、他者のために費やすことになりそうな展開。避けることのできない事態に直面したとき、余裕はぶっ飛びました。
これまで主婦である事・職業を持ち収入を得る事と、両方を選択できることに満足を覚えてきたのでけど、今後の生活の変化によっては、仕事を続けることが難しくなるかもしれない。
そんなことを考えたら、ふと、人生負けたみたいな気分になっちゃった。.
おかしいよね。余裕があるときは勝ち負けなんて考えなかったくせにね。
やっぱ、あたしって小ちゃいよなーって実感(笑)
あ、でも落ち込んだのは一瞬です。その後はバタバタしていて、考える暇がないというか、、かなり元気に飛び回り、新しい発見をしたりしています。
余裕かましたり、落ち込んだり、それでもなんだかシアワセは実感できている今日この頃です。

えっと、今職場からこれ書いています。
また明日からの週末も出かけるので、更新がおぼつかない。。。でも、今夜、時間があったら「こんなのできた」をアップする予定です♪

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コメント

 毎日お忙しいみたいですね。
体を壊さぬよう気を付けてくださいね。

 今までの自分の生活を変えるとき、
というか、変えなくてはいけなくなった時、
社会から取り残されたような気がしますよね。
私は結婚して、仕事を辞めたときそう思いました。
 幸せだった事は違いないのですが、なにか焦るような、
自分の価値が下がったような気持ちになったのを覚えています。
職場の仲間達は相変らず、社会に出てバリバリやっているのに、
自分は家庭にこもって・・・。
だから、子供が幼稚園に入るとすぐにパートに出ましたが、
今度は、家庭でやりたい事が思うように出来なくなったり、
ご近所のお友達との付き合いが疎遠になったりで、
こんどは主婦として取り残されているような気持ちになりました。

 今は、仕事を辞めて専業主婦をしています。
でも、結婚退職をした時とは違って、
それなりに充実した毎日を送っています。
 全ては、気持ちの持ちようなんですよね。
どんな立場に立っていても、小さな幸せはあちらこちらにあるんだなぁということを、
長い長い回り道をしてやっと気づきかけている今日この頃です。

 Whokoさんはきっと時間の使い方の上手な方だと思います。
幸せの見つけ方も、うまいのではないかしら。
頑張ってくださいね。応援しています。

投稿: ひらぴょん | 2004.11.05 22:07

whokoさん、こんばんは。
とても興味深く読みました。
私は38歳で子供を産むまで、(独身時代も長いですし)
私の人生は、子供を持たない人生なのかな、と考えていました。
仕事は充実していましたが、正直言って満たされていた、という訳ではありませんでした。
ずっと独身、子供もいない、という心境はよくわかります。そして、世間は、家庭があり、子供がいて一人前みたいな判断をする・・。女の敵は女って事もあるな、と思ったこともありました。
日本はとかく、選択肢が少ないですよね。
いろいろなケース、いろいろな幸せがあって、どれも勝ち負けではない・・・と大人社会だといいのですが・・・・・。
また、私の生活のやっと軌道に載ったと思っても、
今度はいつ 親の介護問題にぶつかるか分かりません。
そうすると、今勉強している事、仕事も軌道修正を余儀なくされます。

もう一人の方が書いていましたが、「いつも、どんな状況でも幸せを見つける能力がある人」が本当の勝ち組ではないでしょうか?

投稿: chiaki | 2004.11.05 22:33

こんばんは。
こちらにカキコするのははじめてです。
whokoのお気持ち、そして先に書かれている方々のご意見にも
とても共感しています。女の生き方、いつだって軌道修正と背中合わせなのかもしれません。平凡で気がつかないけど1日として同じ日は無いわけで、また自分も周囲の人も変化し歳もとります。
私は数年前、実母の突然の他界でそれを実感しました。

今はいつ何時でも、これさえやっていれば本来の自分と向き合える
趣味を大事にしています。
家族のこと、自分のこと、これから起こりうる不安なことを
心配するより月並みですが平凡な日々に感謝しなきゃね、と
思ったり、です。

投稿: とっきー | 2004.11.06 02:30

なるほどなるほどなるほど。
whokoさんのテキスト自体にも、↑の方々のコメントにも(゜ー゜)(。_。)ウンウンと深く頷きながら読ませていただきました。
私は「既婚・(ヒトの)子なし・主婦」で、多分世間的に見ると「子どももいないのに毎日何してんの?」と思われてるのではないかというタイプです。(^^;)
。。。という風に自分を位置づけると、「なんだかなぁ」という気持ちになるのは事実なのですが、これはいざそのように私のことを見ている人に出会ったときの自衛といいますか、その人のことも「まぁ理解できるなァ」というスタンスに立ちたいからなんですね。>負けず嫌い
えぇと、ややこしい書き方をしてしまいましたが、つまるところ「自分」の捕らえ方には「他人から見た(こう思われているかもしれない)自分」「自分から見た自分」「こうありたい自分」「現実はこうなっちゃう自分」がそれぞれいて、そのバランスが崩れると余裕がなくなるのではないかな、と。

バランスよく保たれてる時は、どんな状況であれ、自分を肯定的に認められてるから「負け」は感じないです。
でもせっぱつまってきて、自分を否定的に捕らえがちになると。。。辛いですよね。

上手くまとまりませんが、何か書き残したくなってコメントしました。
いつでも自分のみならず、周りにも肯定的に、可能な限り無理せず素直に生きていきたいです。

投稿: めい | 2004.11.06 12:36

はじめまして 栞といいます
いつも雑貨目当てで読ませて頂いていましたが、今回思わずコメントしたくなりました

この半年深夜残業で本屋にもいかずTVも見ず「負け犬~」の事も「くたばれ~」の事もはじめて知りました
私は25・独身でまだその岐路ではありませんが、最近仕事を続けるかどうかで悩んでいました
転職ではなく、「専業主婦」になることに、逃避しようとしていました(相手が結婚してくれるかどうかはともかくとして(汗))
それが「逃避」かどうかは人それぞれだとは思うんですが、多分私にとってそれは「逃避」であり「負け」なんだと思います
きっと、今仕事をやめて専業主婦になったら、「昔はこれでもばりばり働いてたのよー」と言うのが目に見えたので・・・ 
逃げたいと思う反面、逃げたくせにそんなことを言う自分は許せないんですね


学生時代、浪人して希望とは全く違う滑り止めの大学に入ってしまい、「負け」だと思ったこともありました
でも、友人に恵まれ、いい経験もして、最終的には「これでよかった」と思えたとき、やっぱり皆さんが言うとおり、「その状況を受け入れた上でどれだけ楽しめるか」という部分が一番重要なんだな、と考えました

今は目の前のプロジェクトを片付けることだけを考えて、楽しむ余裕はないですが(笑)
周りの隙を見てwhokoさんのサイトを見ては、休みができたらこれ作ろう、買い物をしよう、とそればかり考えている日々です

長々とすみません・・・

投稿: | 2004.11.06 12:43

whokoさんこんばんは~
お忙しそうですがお元気ですか?
「負け犬」の話し、」私も以前から引っかかっていたので
whokoさんのテキスト興味ぶかく拝見しました。
実は私は本屋さんの立ち読み程度でちゃんとは読んでないんですけどね~
ただ、以前著者の方がラジオでお話しされていたのを聞いたとき、
結構賢い人のようなのに、なんであんなタイトルにしたのかな。。。と思っいました。

あの定義でいえば 私は去年まで間違いなく「負け犬」の構成メンバー(笑)
それも、そうなろうとしてなった訳ではなく、男の人と仕事で張り合ってきたわけでもないので、完全な負け犬だったかもです(笑)

でもなぁ、自分で自分のこと負け犬と言うのもどうかなぁ・・・
人にいわれる前に自分でいっといたほうが、まだプライドが保てる、っていうことかなぁとも思ったり。

結婚しても子供がいなければ「?」と言う風に見られたり、日本では標準的で有る事が 一番安心できて(自他共に)認められるようですが、38歳で10歳年下の旦那さんと結婚した私は、標準規格外(笑)
この際なので、オリジナルのしあわせを楽しもうと思ってますv(・_・) ブイッ

投稿: fuuka | 2004.11.06 19:00

■ひらぴょんさん♪

「どんな立場に立っていても、小さな幸せはあちらこちらにあるんだなぁ」

そうですね。そうなんだ。うんうん。ほんとにそうですね!
急な展開で、狭い視野で物事をとらえがちなワタシだったような。変化を受け入れる前から気持ちが拒否しているのかもしれません。「どんな立場でも…」というひらぴょんさんの言葉忘れないでいきたいと思います♪ありがとう♪

■chiakiさん♪

「世間は、家庭があり、子供がいて一人前みたいな判断をする・・」「いろいろなケース、いろいろな幸せがあって、どれも勝ち負けではない・・・と大人社会だといいのですが」

はい。ほんとおっしゃるとおりと思います。
ふだんは差別意識が低い気でいるくせに、受け入れがたい出来事に遭遇すると、自分の内面も見えてきますよね。
本当の意味でオトナになりたいものです(笑)

■とっきーさん♪

「女の生き方、いつだって軌道修正と背中合わせなのかもしれません。」

はい。そうかもしれませんね。
また、むしろ「軌道修正できる柔軟性を持つことも素晴らしいことかもしれない」なんて、とっきーさんのお言葉を読み思ったりもしました。
何かに固執することなく、「平凡な日々に感謝」ですね♪

■めいさん♪

「…これはいざそのように私のことを見ている人に出会ったときの自衛といいますか、その人のことも「まぁ理解できるなァ」というスタンスに立ちたいからなんですね。>負けず嫌い」

うんうん、うん!!!すっごくわかります!ワタシも負けず嫌いだし(笑)
そして、めいさんが書いてくれたバランスのことも、なるほど!!です。アンバランスな時期のワタシに素敵なコメントをありがとうです♪

■栞さん♪

結婚に逃避するって、けっこう多いかも(コレ読んで耳の痛い人いません?笑)
結婚に限らず、逃避するチャンス(?)ってあるものですが、逃避しているかどうか気がつくというのは、栞さんが自分に正直だからできることだと思います♪
そして「その状況を受け入れた上でどれだけ楽しめるか」と気づいているなんて、素敵な25歳だと思います。わたしもそのとおりだと思います。!うん!

■fukkaさんも立ち読みですか?(笑)
ほうほう、ラジオで著者の方の話を。
ワタシも「負け犬」以外のこのかたの本を読んで、とても魅力的で知的な方だと思いました。

「日本では標準的で有る事が 一番安心できて(自他共に)認められるようですが」

はい。そういう傾向がありますよね。

「10歳年下の旦那さんと結婚した私は、標準規格外(笑)
この際なので、オリジナルのしあわせを楽しもうと思ってますv(・_・) ブイッ」

お!10歳年下~~!うらやましい!!…ってこういう反応すること自体、へんな規格に捉われている証拠ですね。でもやっぱイイナ、うらやましい(笑)
その上幸せ宣言までしっかりしてくれちゃって、、、このぉ!(笑)

投稿: whoko | 2004.11.08 01:43

初めまして。いつも100円素材でいろいろできるのを楽しみに拝見させていただいております。いつもは見ているだけでしたが、ちょうど皆さんのコメントを見て、仕事と今後の結婚・出産にちょっぴり迷いを感じている今、でもうまく言葉にできずパートナーに伝えきらず・・・というところをウロウロしていました。でも皆さんのコメントを見て、自分が迷っていたこと悩んでいたことが何か、皆さんの言葉の力を借りて分かりました。なんか元気になりました。なるべく自然体でいるように、いろいろ考えすぎて自分らしい考えが薄れないように、頑張ろうって思ったしだいです。whokoさん、皆さんに「ありがとう」です。

投稿: トモミ | 2004.11.17 16:16

トモミさん。こんにちは。
実は彼女たちのコメントを興味深く読んだというメール、たくさん頂いたんですよ。大反響でした。

避けては通れない話題なのに、「オトナの良識」といったニュアンスで踏み込んではいけない領域とされてきた話題。私自身もみなさんのコメントで、自分の内面を気づかされたりしてビックリなのです。ははは。。

ほんとうに「皆さんにありがとう」です♪

投稿: whoko | 2004.11.17 17:00

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受信: 2004.11.16 20:25

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